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パキポディウム・グラキリスの管理方法

パキポディウムグラキリスの適正管理温度は
26℃~32℃になります。

日当たりが大好きな植物で、
1年を通じて1日4時間以上は日光に当たる場所
で管理することが望ましいです。

室内で管理する場合や、
西日しか当たらない場所での管理の場合は、
室内用LEDを使っていただくことを推奨します。

夏場の日光が強すぎる日は、
日焼けを起こしてしまう可能性もあります。
株を触って熱いと感じたら、
涼しい場所へ移動させてあげてください。

寒さには弱い植物でして、
平均気温が15℃を下回る場合は
温かい室内に移動させてあげてください。

気温が低下すると水を吸う量が少なくなります。
この時期は「土壌は半乾燥状態」を保つことが望ましいです。
水やりは1日1~2回、霧吹きで全体を軽く濡らす程度でOKです。

※あげすぎに注意してください※
水のあげすぎによる根腐れが原因で、
植物を枯らしてしまうケースが多いです。
水のあげすぎにご注意ください。

科学肥料のあげすぎにも注意してください。
化学肥料のあげすぎにより、
ストレス耐性低下や土壌環境の悪化による
根腐れをおこすケースもあります。

グラキリスのチェックポイント

暖かい時期(平均気温20℃以上が目安)は
日常的に見て、触って、匂いを嗅いで
状態を確認してください。

「株のチェック」
株は触って状態を確認してください。
正常で健康な時は、株がカチカチで硬くなっています。

ハリはあるものの若干柔らかくなっている時は
水が不足していると考えられます。
水やりの量を少し増やしてみてください。

まるでビニール袋に入った水にように、
ブヨブヨに柔らかくなっている時は、
残念ながら根腐れがおこっている可能性が高いです。

原因としては
・水のやりすぎ
・肥料のやりすぎ
が考えられます。

このような状態になったらすぐに鉢から外して
根の状態を確認します。
・根がボロボロに崩れてしまっている
・酸味のあるような匂いがする
このような場合は根腐れしてしまっており、
ここからのリカバリーは中々厳しいです。

グラキリスは腐ってしまった際の進行が早い為、
早期の対処ができるよう、日常的に株のチェックしましょう。


根腐れしてしまった状態

株にも腐敗が広がるとくすんだ緑色になります

「葉のチェック」
葉は見て状態を確認します。

平均気温20℃以上の時期に
・葉が黄色く変色する
・葉が落ちる
場合は、水不足が考えられます。
水やりの量を少し増やしてみてください。

虫がいないかのチェックもするようにしましょう。
虫がいる場合は植物用の殺虫剤の使用をおすすめします。

殺虫剤は大きく分類すると
・今いる虫を排除する殺虫剤
・虫がつかなくなるように予防する殺虫剤
の2種類あります。

当店では前者の
「今いる虫を排除する殺虫剤」
の使用をおすすめしております。

予防するものは土壌環境にも影響を及ぼす可能性があるためです。
参考にしてみてください。

気になる点やご不明点がございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいませ。

オペルクリカリア・パキプスの管理方法

オペルクリカリア・パキプスは高温多湿を
好む植物で適正管理温度は38℃がベスト、
25℃〜42℃の範囲で育てるのが良いとされています。

日が当たる明るい場所を好む植物で、
日光が不足してしまうと葉が大きくなり
枝が徒長し、間伸びした型になってしまうため
注意が必要です。

塊根部分はとてもゆっくり成長していきますが、
枝はよく成長します。
剪定して理想の枝振りを作っていくのも楽しみの1つです。

パキプスは発根率が非常に低い塊根植物です。
ただし、1度発根した株はとても生命力
が強く管理しやすい植物です。
土壌環境にもよりますが、
多水状態から乾燥状態まで幅広く対応します。

良い環境でパキプスを育てることができれば、
年に数個、根にパワータンクを形成する可能性もあります。

パワータンクが親指大くらいにまで
大きくなったら、切り取って断面を消毒し、
気温の高い場所で管理すると発芽することがあります。

このように盆栽のように造りこむ楽しみ
以外にも根挿しで増やす楽しみがあるのも
魅力の1つと言えるでしょう。

水やりに関して

グラキリスの水やり

水やり用の霧吹きをご用意ください。
基本的には1日2回、朝と夕方に霧吹きをしてください。

1回の霧吹きの量は、
「葉っぱと株全体の表層が軽く濡れる程度」
と覚えてください。

霧吹きをした上で、株を触って
柔らかい、弾力があるように感じたら
霧吹きとは別に土の上から3分の1が
濡れる程度の水やりを行いましょう。

気温が高い夏は水の消費量が高くなるため、
1回あたりの霧吹きの水量を増やし、
定期的に株の状態をチェックしてください。

秋に入り涼しくなってきたら、
徐々に霧吹きの水量を減らしていき、
葉が落ち始めたら春までは葉と株のみを
濡らす程度の霧吹き管理に切り替えます。

春になると葉が徐々に展開し始めたり、
花芽が上がったりと動きが見られます。
植物に動きが見られるようになったら、
徐々に霧吹きの水量と回数を増やしていきます。

パキプスの水やり

気温が高い時期は用土の乾燥具合を確認し、
乾燥する前の水やりを意識してください。
一回の水やり量は150ml〜200mlを目安に微調整をします。

この水分量はあくまで目安で、
用土を触ってビショビショではなく、
乾燥しきっていない状態、
しっとりと若干の水分を含んだ半乾燥の
状態をキープするのが理想です。

鉢や用土により異なりますが、
水やりをして2~3日して乾燥してきたら、
150ml〜200mlを目安に水やりをし
これを繰り返すというイメージです。

それとは別に、毎日株全体を濡らす程度の霧吹きをしてください。

気温が25℃以上ある時期は屋外管理で問題ありません。
ただ、
・土壌の保水性が高い
・肥料などを混ぜ込んでいる土壌
などの場合は、枝が徒長してしまい
間延びした型になってしまうことがあるため、
注意が必要です。

寒さには弱い植物ですので、気温が低い時期は
内の暖かいところで管理してください。
平均気温が20℃以下になったら室内に
移していただくのが無難です。

気温が低い時期になるタイミングで
徐々に水やりの回数&量を減らし、
葉が落ち始めたら暖かい時期が来るまで
霧吹き管理に切り替えます。

気温が暖かい時期になってくると
葉が徐々に展開し始めますので、
少しづつ水やりの回数と量を増やしていってください。

徐々にコンテンツ追加していきます!気になることはお気軽にお問い合せくださいませ。